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ナオヨシグループで頑張る人たちの取り組みをご紹介

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デジタルネイティブ世代へ語る、井ノ瀬流 もののみかた

#井ノ瀬運送 #中部グループ #ナオヨシグループ #自己実現 #共創 #環境

2023年7月

井ノ瀬 広和
埼玉県出身
ナオヨシ株式会社 代表取締役兼CEO
ホアンニャット リン
ベトナム出身
株式会社井ノ瀬運送 市川センター
後藤 大輔
愛知県出身
中部グループ 新城マザーセンター
日村 駿介
青森県出身
AIS株式会社

インターネットがあって当たり前の時代に生まれたデジタルネイティブ世代の彼らが、時代の変化に対応しながら、ビジネスモデルや戦略、社員の働き方を変革する社長へ、質問を投げかけてみました。

私たちデジタルネイティブ世代に期待することはなんですか?

共通の目的

井ノ瀬社長
デジタネイティブとか、Z世代とかは、ある程度年齢の高い人たちが多様な価値観を受け入れていなくて、自分たちの理解できない若者たちを、定義づけてるのだと思います。それは紀元前から変わらなくて、古代エジプトに描かれた洞窟の壁画や、古代ギリシャの哲学者プラトンも「最近の若者は・・・」と嘆きを書き残しているのです。もちろん育った時代背景も違いますし、社会が変わっていく中で、まったく同じ価値観を持っている方がめずらしい事だと思います。
環境が違っても時代が変わっても、自分たちが世代を超えて何ができるか、という共通の目的を持てれば、ひとつになれますが、意外とそういうものはなく、ただ話しをしているだけだと、自分たちとは違うとなってしまいがちです。
例えば、今日ここにいる全員、食べるものも飲むものもないよ、となったときに、「いや、僕たちは水を飲むよりも、体験を重視したいので」とはならなくて、とにかく水を得るためにみんなで話し合いをしはじめると思います。そうなると国が違っても、世代が変わっても、性別さえも関係なく、目的に向かっていきますよね。
これは仕事でも同じことが言えて、部署が違ったり、会社が別だったり、世代を超えてコミュニケーションを取ろうとしても、目的が同じ方向の話でないと受け入れられない、とお互いになるのだと思います。

物流2024年問題に、ナオヨシはどのように対応していきますか?

ピンチと思うかチャンスと捉えるか

井ノ瀬社長
2024年問題が出てきて、はじめて荷物を預ける側と、荷物を受け取る側と、物流事業者が同じ方向を向いています。今まで少しでも安く運びたい、安く保管したい業者と、少しでも高く配送したい、高く保管したい業者との間で価値観の違いが出ていたところに、「今のままでは荷物が運べなくなる」2024年問題が浮上し、共通の問題を持ったことで、同じ方向を向いて話し合えるようになったのです。
物流業界では、日本全国に物を届ける会社と、地域に物を届ける会社と、お店に来る人に物を届ける会社があり、2024年問題をピンチと思う会社と、チャンスと思う会社がでてきたのです。

リンさん
生き残る会社と生き残れない会社と、分けられていくのですね。

井ノ瀬社長
一番大変になるのは、物を作って全国に届けなければいけないメーカーさんです。例えば、東京で作った物を福岡まで運ぶとなると、16時間かかります。今までひとりが16時間かけて運んでいたのを、8時間ずつ2人で運ぶことになると、人も車も足りなくなってくるでしょう。

日村さん
中継点が少ない輸送が大変になるってことですか?

井ノ瀬社長
そうです。長距離の輸送が厳しくなってくるのです。はじめに新城にセンターを作ったのは、関東と関西の中間地点だからです。それもただ物を運んでくるだけではなく、行きの荷物と帰りの荷物を自分達で集めて、それを全国で繋いでいくのが、我々の2024年問題の対応になります。
中部圏で、それなりに冷凍倉庫や物流業者さんがあるエリアですと、取引企業は1社から3社ぐらいですが、うちは5、6社の商品がひとつの倉庫の中に入っています。アイスのシェアでいうと7割ぐらい。「そんな会社どこにもないよ」と驚かれますが、それが出来ているのは、2024年というキーワードがあったからなのです。

後藤さん
新城センターに見学者が多くいらっしゃるから、注目されているのがわかります。

社員教育をどのように考えていますか?

自分の市場価値を高める

井ノ瀬社長
世代に関係なく、自分の市場価値を常に意識して、成長していってほしいと思っています。 会社がこういう人間になってほしい、と思うのと個人の成長は少し違うと思うのです。会社としては、毎日黙々と仕事をしてくれる人が一番いいですし、電気の資格とかフォークリフトの修理の技能を持っていればありがたい、となると思います。果たしてそれが、自分の市場価値に結びつくかどうかを考えてほしいのです。
物流で働くなら、フォークリフトの免許持ってます、とか電気も直せますは、市場価値が高くります。SEだと、みんなが出来るいま流行りの言語に加えて、昔のコボルができます、がプラスの部分です。そういう、市場に対して自分の持っている能力でどれだけパフォーマンスを発揮できるかが、価値になるのです。それには真面目に仕事をすることがベースにあり、それ以外にもわたしが辞めたら回らなくなるだろうといった能力が、あなたたちがこれから働くであろう、40年間で通用していくスキルです。

日村さん
アップデートが必要というわけですね。

井ノ瀬社長
残念ながら、これがあれば40年食べていけるという物はなくて、同じ土俵で勝負をしないことが、40年間通用するスキルだと思います。同じ土俵から違う土俵に勝負を変えることを常にやっていくことで、人とは違う結果となるから、そう思うのです。全国には、うちと同じような物流企業はたくさんあって、トッププレイヤーから見たら全く話にならない規模です。そこでうちも大手と同じくらい車両を増やすぞ、倉庫をいっぱい建てるぞ、と同じ土俵で勝負したら消耗するでしょう。かといって、春日井センターと同じような倉庫を新しく建て、もっと仕事を取り込もうとしても、競争の中にずっと置かれてしまいます。新城マザーセンターは、メーカーさんの中継倉庫として使うことをコンセプトに、他の物流会社と違う土俵で勝負するために建てました。それは、そこに競争がないからです。

日村さん
前職の印刷業で、印刷とはまったく違う目線で、みんなが出来ないPCを活かした業務開発をして、評価を得たことがあったので「同じ土俵で戦わないが」腑に落ちました。

給料が上がるためにはどうしたら良いですか。

コツコツ学び知識をつける

リンさん
僕は大学時代から物流業界に入りたくて、物流管理技術の資格を取りたいと思っているのですが。

井ノ瀬社長
資格を取ることがゴールではなく、それをきっかけに自分がどう変わっていくか、これを使って自分の市場価値をどう高めていくか、がスタートです。ベトナムとか他の国で仕事をしていると、社会人になった後もステップアップするために、こういう資格や、ああいう知識を得ていこうと、コツコツと学んでいます。日本人が一番社会人になって勉強をしていないと思うんです。

リンさん
日本だと定年まで勤められるけど、海外は仕事で利益を出さないとリストラです。働きやすい環境を会社から作ってもらうというより、自分で作らないと、と思っています。

井ノ瀬社長
年功序列で長く働いていくと、給料が上がる仕組みをずっと取っていましたから。そのような時代ではなくなっていくので、自分の給料を上げるためには、知識を身に着けて、引き出しを増やすことだと思います。
毎日1時間でもステップアップすることによって、最終的に自分の給料があがることになるのですから、常に自分が成長するための知識を、頭の中に入れて欲しいのです。

日村さん
僕らは若い頃から、プライベートを大切にして、仕事は仕事と割り切りなさいと教わってきました。そう言われて育ったから、社会人になっても勉強してますっていうのは、仕事人間なんだなという目で見てしまうとこもあって、そういう大枠の流れがいけないなと思いました。

私たちはどんな知識やスキルを身につけたら良いでしょうか?

養分にならない

リンさん
サプライチェーンという言葉は何十年も前からあって、サプライウェブが新たなプラットフォームビジネスと言われているかと思います。メーカー主体じゃなく自由に個々が繋がるようになると思うんです。

井ノ瀬社長
世の中には養分となる情報があふれていて、例えば家を建てたいからローンを組みたいとなると、その情報はたくさん出てきます。それは自分たちが社会の養分となるからです。お金を払って自分達が社会に貢献する立場だから、情報がいっぱい溢れているのです。 今起きている先の先の事象は、ネットに出さないでしょうし、今起きている点と点の情報を繋ぎ合わせ形作る能力は、デジタルネイティブだろうが私たち世代だろうが、高めなければいけない情報収集能力だと思います。

日村さん
消費者としての情報がいっぱいでてくるってことですか?

井ノ瀬社長
今、物流が大きなお金の動く業界になってきたことで、小さな倉庫がどんどん消え、マルチテナント型物流倉庫の中に入る流れがあります。まだ冷凍倉庫には、巨大資本が入って来てなかったうえ、コールドチェーンの冷凍倉庫にみんなが興味を持っている報道は出ても、それをどういうふうに作っていったら注目が集まるかの情報は、出ていませんでした。これから大きな流れがきて、我々が生き残るには、先手を打つ必要があると思い、大きな冷凍倉庫を建て始めたのですが、この情報はどこにも出ていないはずです。
多方面から情報を集め、仮説を立て、買い手の反応から出来るなと思ったら、実践する。事業化まで短時間なのがデジタル化のメリットだと思います。それには、検索する言葉選びが重要でして、そこに行き着くためのワードが直ぐ出てくるには、勉強が必要なのです。適当なワードで検索すると、どんどん社会の養分になってください、という情報がでて来てしまいますから。

日村さん
僕はプライベートだと養分になっている気がします。ただ仕事では、情報収集能力があっても、点と点の情報を紐づけて新しいことをしようとなった時に、調べたものをコピペしているだけでは良いものは作れないので、分析能力を上げていこうと思っています。

井ノ瀬社長
私があなた達ぐらいの時に、「物流業界にいて、物流業界の話を1時間するのは誰でもできる。でも、違う業界の人にちゃんとした業界の知識を持って1時間話せるようになれたら、仕事が変わるよ」と教えていただいたことで、今でもプライベートの時間に検索して調べたり、本を読んで知識を深めたり、いろいろな人に話を聞きにいっています。
業務についての理解が深まると、起きていることは、だいたい理解の範囲に収まり、感情的にならなくなりました。仕事で怒るのは、自分の価値観や理解を越えた時だと思うんです。つい感情的になってしまうのは、「こうあるべき」とひとつしか想像しないからで、だけどこんなこともあるよな、と想像の範囲を大きくすると、理解できないことが少なくなっていくと思います。

日村さん
検索で語句を選ぶのが重要とありましたが、今巷で話題のチャットGPT。今まではスペース区切りで専門用語入れて調べるブラウザの仕組みだったのが、会話形式でどんどん情報を掘っていく調べ方になってきたことについて聞きたいのですが。

井ノ瀬社長
それは割り切って使うことですよね。チャットGPTで言ってることは間違っていない、という刷り込みをされると、養分になるよう誘導されがちです。有料でなく、無料で使えるのは、誰かがお金を出しているから、という仕組を理解したほうがいいと思います。

座談会を終えて


日村さん
「養分にならない」が心に響きました。情報収集をしている時に、それが誰の目線で誰が得するために置いた情報なのかを念頭に置いて、ワード選びに気をつけなければと思いました。

リンさん
仕事でもプライベートでも無駄なことはない、と養分にならないという考え方、すごく勉強になりました。自分の中に落としこみ、活かしていきたいと思います。

後藤さん
いろいろな人を現場で見ている中で、イライラして怒りがちなのは、自分の理解を超えたから。自分の価値観をもっと広げて仕事ができれば、それがないのだと思いました。

井ノ瀬社長
わたしが20代の時に、「『賢者は歴史に学び、愚者は経験に学ぶ』要するに、賢い人は他の人の歴史から学んで、賢くない人は自分の経験でしか答えを出せないんだよ」とあるスーパーの経営者から教わり、自分の中にすっと入ってきました。
人とのコミュニケーションは、相手の経験を教えてもらうことが大切です。こういった対談やグループ横断型の勉強会、交流会にたくさん参加して、なるべく自分と環境が離れた、いろいろな経験をしている人から話を聞いてください。自分の価値を高めようと思ったら、特に20代30代は1分1秒でも経験の多い人から学ぶと、ぐっとそこから加速することを、覚えていて欲しいです。
記事の執筆者
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ナオヨシ

今井淑巨

エステティシャンとして接客をする傍ら、運営全般、店舗の立上げ業務に従事。事業譲渡を受け沖縄と名古屋でサロンを展開。事業売却後、美容医療クリニック、ホテル、SPA、スクール事業に関わる。

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