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ナオヨシグループで頑張る人たちの取り組みをご紹介

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ナオガク活動レポート
-児童養護施設「青雲荘」調理実習&レシピブック作成会-

#埼玉県中央青果 #ナオヨシグループ #共創

2024年2月

ナオヨシグループのリバースメンターであるゆきわたり工房が、高校卒業を控えた児童養護施設の高校生と「調理実習&レシピブック作成会」を行いました。 ナオヨシグループからは埼玉県中央青果より、調理実習用の素材をお届けしました。今回は、ゆきわたり工房のみーさんにイベントの様子をレポートしていただきます。

ゆきわたり工房

岩手大学の学生が中心となって活動している任意団体。名産品を使った地域とのコラボ商品開発や、地域に暮らす人々と触れ合うイベントの開催を通して、地域の魅力を伝えている。各地域が独立してマネタイズできるようになる「まちおこし屋」を目指し、日々活動に取り組んでいる。

児童養護施設で暮らす子どもたちのために
ゆきわたり工房が目指すゴールとは

今回この企画にご協力いただいたのは、岩手県盛岡市にある児童養護施設「青雲荘」の皆様です。青雲荘で暮らす子どもたちは高校卒業と同時に施設を出て、ひとり立ちしなければなりません。子どもたちが施設を出た後も自立して生活できるように、食事の準備に困らないように。そんな思いで、私たちはこの「調理実習&レシピブック作成会」を考案しました。
本企画ではゆきわたり工房メンバーのサポートのもと、青雲荘の子どもたちが主体となって調理を行います。具材の切り方や道具の使い方などを学びながら、自分たちで料理を作りあげることで「自分でも料理ができる」という感覚を実際に体験してもらいます。さらに、材料や道具、調理手順などを記載できるレシピ用紙を記入してもらい、それをファイリングして自分たちだけのレシピブックをつくります。 生徒たちが青雲荘を卒業後も、そのレシピブックを見て料理を再現できるように。それがゆきわたり工房が目指すゴールです。

レシピブックの1ページ目は「シチュー」

第1回目の今回は、卒業が近い高校三年生とシチューづくりに挑戦しました。

これまでシチューを作ったことがないそうでしたが、皆積極的に調理に取り組んでくれました。

▲レシピブックに書き込む様子
▲フードロスの野菜を調理する青雲荘の子どもたち
▲レシピブックに書き込む様子
▲丁寧に野菜の下準備

野菜の切り方や調理器具の使い方、ちょっとした料理の知恵など、新しく学ぶこともすぐ吸収し、スムーズに楽しく取り組むことができました。

▲お鍋でぐつぐつと煮込みます
▲お鍋でぐつぐつと煮込みます
▲自分たちで作ったシチューの味は格別です。
▲自分たちで作ったシチューの味は格別です。


今後の生活で重要になるレシピブックにも真剣に書き込み、用意していた用紙が足りなくなるほどでした。

▲レシピブックに書き込む様子
▲レシピブックに書き込む様子

私たちは彼らのこういった姿を見て、今後もこの企画を定期開催していくことは勿論、私たちが代替わりしても、企画を途絶えさせないことの重要性を強く感じました。加えて、今後は今回のような企画の他、一人暮らしで役立つライフハック講習会や、子どもたちが主体となって楽しめるような体験型イベントの開催なども行っていきたいと考えています。

フードロス食材を実際に「見る」取り組みに

今回のシチューの材料はすべて埼玉県中央青果さんから無償でご提供いただいたフードロスのものです。まだ十分に食べられるにも関わらず、様々な理由で捨てられてしまう野菜を子どもたちに実際に見せ、フードロスについて学んでもらいました。 「本来はこれらがすべて捨てられてしまう」と聞いた子どもたちは驚きを隠せない様子で、フードロスの削減の重要性を伝えることができたように感じます。

▲レシピブックに書き込む様子
▲埼玉中央青果(株)から送られてきたフードロスの野菜。箱いっぱいに詰めていただきました。
記事の執筆者
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学生団体 ゆきわたり工房

みーさん

岩手大学農学部所属。学生団体ゆきわたり工房で、地域活性化を目的とした商品開発やイベント発案などを行っている。その他にも、ひとり親家庭の子どもたちに様々な支援を届けるボランティア活動にも取り組んでいる。

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