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ナオヨシグループで頑張る人たちの取り組みをご紹介

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バトンでつなぐ「わたしの新入社員時代」
- 篠原 鉄夫 -

#自己実現 #中部グループ

2024年7月

今回は、中部冷蔵の篠原部長より新入社員時代のお話を伺いました。

私が就職活動をはじめた頃は、インターネットやスマホなんてとんでもなく、パソコンさえもない、駅周辺の看板をみて会社を決めろと言われたぐらいのアナログな時代でした。地方学生でしたので、社会との接点に偏りがあるうえ、狭い視野で得た情報と知識。当然その狭い幅の中で場当たり的な職業選択をせざるを得なかったのと、はやく自分のやりたいことを決めたいとの焦りから京都に本社がある食品総合商社に就職しました。しかし実際はアイスクリーム問屋だったうえ、なぜだか名古屋に着任となりました。

くらしの根幹に関わる衣食住の中から、更に安定の「食」を選んだはずなのですが、当時としてはあまり市場性のないデザート業界なうえ、主力商品が菓子類の中でいちばん家庭での消費量が少ないアイスクリームという博打的な会社に飛び込んだのです。
当時の流通業界といえば、コンビニエンスストアがFC展開に踏み入れ、いろいろな業種でもチェーンオペレーションシステム*を確立しようと、どんどん店舗数を増やし競争しあっていました。量販店においては、エブリデーロープライスを掲げるなど、サプライチェーンの規制緩和を含む流通を取り巻く外的変化と共に、産業全体が大きく成長する真っ只中でした。
そんな業界の大変革のさなかだとはつゆ知らず、朝から晩までを超えて次の日までコンビニやスーパーにアイスを納品する毎日。残業という言葉すら知らず、夏はアイス、冬は中華まんにクリスマス、お歳暮とてんてこ舞いの中、たまに食べられる超高級品扱いのハーゲンダッツのアイスクリームに喜びながら、大晦日や元旦もなくがむしゃらに働いた日々が今では懐かしい思い出です。

昨今の小売業、コンビニエンス業界や量販店しかり、淘汰されながらも大きな成長を遂げました。と同時に、飽食の時代と言われた1980年代以降、デザートを含むフローズン食品市場も拡大。いまやアイスクリームの販売物量は当時の2倍以上になりました。その裏には流通システムの進化があると思います。
自分のやりたいことかどうかもわからずに飛び込んだこの業界ですが、あの時の選択に後悔はなく、むしろ成長拡大し続ける業界の中でも、進み続けるこの会社で仕事をさせてもらっている事に大変感謝しています。そして全国コールドチェーンプロジェクトの成功がこの業界への大きな貢献に繋がると確信しております。私の社会人人生や、一貫してこの業界に携わってきた経験が、会社の発展に少しでも役立てるよう、今後も取り組んでいきたいと思います。

∗経営活動は本社に集中させ、現場はオペレーションに専念することで効率化を図ることで、複数店舗を展開していく経営手法
記事の執筆者
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中部グループ 中部冷蔵株式会社 管理統括部長

篠原 鉄夫

食品総合商社にて配送から管理まで、物流に関わる業務を経験。
中部グループにて管理業務全般に従事。

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