3社合同研修&交流会開催

グループディスカッション

４グループに分かれての研修では、「未来に向けて取り組みたい事―何を協業できるかー」をテーマにグループディスカッションと発表の時間が持たれました。 準備の段階で、チーム名(さくらんぼ、いちご、マンゴー、すいか)、発表者(シール付きペットボトルを手にした方)などの参加者の緊張を和ませる工夫があり、それぞれのチームから活発に意見が飛び交っていました。

さくらんぼチームは「人手不足と仕事の分散」をテーマに議論。人材を供給する会社がグループ内にあれば、繁忙期に外部に頼っていた人材の共有ができるのでは。パレット輸送が積載率がよいので、トレーラーだったら両社で共有ができるのではないか。GPS情報をグループで一元化することにより、安定した無駄のない運行ができるのではないか。などの業務内容の協業に加え、排ガスをクリーンにするためのアドブルー*は、厳しい排出ガス規制を満たすために必要な燃料なのだが高額。環境保護と車両のパフォーマンス向上に貢献するものなので、これを自社で生産し、またそれを供給できればいいのでは。とチームの意見をまとめた。
*ディーゼルエンジン車が排出する窒素酸化物(排気ガスの一部)を水と窒素に変えるために使う高品位尿素水

いちごチームのテーマは「共存共栄」。グループ企業が共存共栄をしていくには、人と人のつながりが一番大切です。合同セミナーなどでお互いを知ることからはじめ、仕事以外の場所、サークル活動などを通し、管理職、一般職の垣根を越えた交わりを持つことにより、人となりを理解することができる。そういった場の提供を継続してやっていきたい。それは男性と女性の溝をなくすことにも繋がるのではないか。我われは管理職に占める女性の割合が低く、まずは男性脳と女性脳の違いゆえの考え方や価値観を知ることからはじめはどうだろうか。などの意見が発表された。

マンゴーチームは「長期休暇」をテーマに先ずは、海外旅行へ行ったことがないから行ってみたい、家族サービスをしたい、食べ歩きの全国制覇をしてみたい、などの自分達が叶えたい希望をだしあい、それを実現するためにやるべき事について話し合を持った。単調作業のシステム化、スーパーコンピューターで配車の自動化、棚卸業務はAIに依頼など業務のDX化を進める事、またひとりで仕事を抱えずに分散させ、少しでも手が空く形をつくる。空いた時間を人材育成にあてる、育成することで手が空き、長期休暇につながる、と実現に向けた具体策が発表された。

すいかチームは「福利厚生とSDGs」について、キャッチフレーズを盛り込みながら発表。ドライ倉庫に空調を入れる、託児所や社員食堂を設ける、また若者が就職する企業を選ぶ際にSDGsに関連する取り組みを重視していることもあり、SDGsへの取り組みを楽しくみんなを巻き込んでやるために環境戦隊ナオレンジャーを考案。福利厚生の充実を目指した内容となりました。

今回が初めての3社が集った合同研修でしたが、終始お互いの意見交換に盛り上がりをみせ、３社の強みや情報を共有しながらの交流をはかれ、大変有意義な場となりました。

記事の執筆者

ナオヨシ

今井淑巨

エステティシャンとして接客をする傍ら、運営全般、店舗の立上げ業務に従事。事業譲渡を受け沖縄と名古屋でサロンを展開。事業売却後、美容医療クリニック、ホテル、SPA、スクール事業に関わる。