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ナオヨシグループで頑張る人たちの取り組みをご紹介

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ナオヨシが目指す未来を学生と共に創るプロジェクト
「ナオガク」始動

#ナオヨシグループ #共創

2023年12月

みーさん
岩手大学の学生団体の「ゆきわたり工房」で、地域活性化を目的とした商品開発などの活動を行なっている現役大学生。
富田太郎 CFO
ナオヨシ株式会社 取締役CFO 2019年から現職。
株式会社さくらプライベートウェルネスマネジメントの代表取締役でもある

今回はリバースメンターとしてご協力いただいている、岩手大学の学生団体「ゆきわたり工房」のみーさんを
お迎えし、弊社富田とみーさん自身の事やナオガクでやりたいことについてお話しいただきました。

注)ナオヨシでは学生のプライバシーに配慮し、顔と名前を非公開としています。

商品開発を通して地域の活性化に貢献したい


みーさん
初めまして、私は岩手大学の学生が中心となって活動している学生団体「ゆきわたり工房」で、地域活性化を目的とした商品開発やイベント発案などの活動を行なっています。

富田CFO
団体のお名前にはどんな由来があるのですか?

みーさん
大学のある岩手県出身の作家、宮沢賢治さんの童話、『雪渡り』からいただきました。それに岩手県は雪国なので「ゆき」。そして私たちの活動が広く「行き渡り」ますように、と願いを込めて「ゆきわたり工房」という名前にいたしました。

富田CFO
素晴らしいですね、これまでにどんな活動を行なってきたのですか?

みーさん
「ゆきわたり工房」では、まず、今年初めて日本で認可された紅いトウモロコシ「大和ルージュ」を栽培している陸前高田市の農家さんと共に、レシピの研究を行なっています。また、地元のお店と一緒に子ども食堂も実施してきました。その他にも、盛岡市簗川地区産のそば粉を使った商品開発も行う予定ですし、子どもたち向けの体験イベントを地域で行う企画も進行中です。

富田CFO
地域貢献に携わる活動を始めたきっかけはなんだったのですか?

みーさん
東京で育った時期が長いのですが、幼少期に田舎に住んでいた時期がありました。家の近くには林があって、そこがみんなの遊び場になっていたんです。それがある日伐採されて更地になって、公園が出来たんです。近場にすでに3つも公園があったので、「え、どうして?」って疑問に思いました。面白い遊具があるわけでもなくて、「これっていいのかな?」と、もやもやしたものを抱えたまま成長しました。そして大学を選ぶときに、自然や地域と関わりながらまちづくりや地域おこしをしたい、と思い、岩手大学の現在の学部学科を選びました。なので恐らくその幼少期のことがきっかけだったと思います。

富田CFO
やりたい事が見えていて、大学や学部をそうやって選べるのは、すごく羨ましいですね。僕の時は、何かもがきながら、欲望に流されながら、目の前のものを取捨選択していく感じでしたから。志があって入学しているから、活動もしっかり地に足が着いているのですね。

SDGsに取り組まない企業は理解できない


富田CFO
少し弊社の話をさせていただきますと、会社が注力している事業に、冷凍倉庫とデータセンター事業があります。これらは非常に継続性があるインフラですから、100年後もなくらないものを、我々独自の視点で作り上げていこうと動いています。
「サスティナビリティ」がキーワードになってくる中で、当然これに絡んでくるのが、SDGsでありESGです。事業であっても社会活動であっても、継続をすることが非常に大事であり、難しいことでもあります。SDGsに関しては、全グループ会社で取り組んでいこうと、有志で活動メンバーを集り、パンフレットや社内報でSDGsゴール達成に向けた活動を発信して全体の意識を高めている状態です。
例えばですが、就職活動をする時に、わが社はSDGsに一切興味がありませんっていう会社があったとしたらどう思いますか?

みーさん
「一切興味ありません」ですか?それは意味がわからないです。 たとえその会社で自分がやりたいことができるとしても、SDGsをやっていませんっていうことの意味がわからないです。

富田CFO
「意味がわからない」という感覚なんですね。SDGsをやってない会社は、やりたいことできるし、給料も良い、休みも多いけど、就職先に選ばない、という事ですか?

みーさん
そうですね。「何で?」って思います。 やりたいことができて、給料も良くて、休みも多いのに、「何でSDGsだけやってないんだろう」って。 私たち世代はSDGsを勉強して得たというより、それが普通のこと、当たり前のこととして考え方の根底にあるのだと、富田さんとお話をしていて気づきました。

富田CFO
僕らも状況を理解して、頭で必要性を感じて取り組んでおりますが、我々のように後から知識として入ってきた人間と、SDGsがある環境で育ち、それが当たり前としている人たちの行動や発言とでは根底に違いがあるな、と感じています。

みーさん
SDGsというワードが浸透しているというよりも、SDGsの考え方が浸透しているんだと思います。その考え方を皆が自然と持っているからこそ、私たち世代は「SDGsに興味がない企業」を理解することができないのだと思います。

学びながら真のサステナビリティ活動を行なっていく


富田CFO
みーさんは「ゆきわたり工房」以外でも活動していらっしゃるとお聞きしたのですが。

みーさん
ひとり親家庭や経済的な困難を抱えている家庭の子どもたちに、様々な支援を届けているカタリバというNPO法人でボランティアをしています。
そこは私が中高生の頃にお世話になった施設で、普段岩手にいるときはオンラインで、東京に帰省したときは拠点で活動させていただいております。岩手県にもその施設のような、母子家庭の子どもたちや、理由があって親元に帰れない子どもたちのための施設があるので、 今後は私たちの団体がそこで一緒にメニューを考えて料理をしたり、お祭りを開催したりといった体験を子どもたちにさせてあげられたらと思っています。 また現在、ナオガクの取り組みで埼玉県中央青果さんから週に1回、私が通っていた2拠点の施設に野菜を送っていただいているのですが、可能であれば岩手県のこちらの施設にも食材を提供していただき、イベント等を行なっていきたいです。

みーさん
もちろんできる範囲で協力したいと思います。私たちにとっても学生と一緒に活動することで、若い人たちを中心とした今までにないエネルギーがもらえます。

みーさん
ナオヨシさんは私たちのどんな意見でも「いいじゃない、やろうよ!」って言ってくれるので、私はすごく嬉しかったです。当たり前なんですけど大した実績もない、しかもまだ学生の私たちですので、応援してくれる人が少なくて。

富田CFO
私が以前在籍した外資系の証券会社では、2015年に国連がSDGsを採用した直後からプロジェクトを立ち上げて、世界中の支社、支店で一気に活動を始めたんです。僕が尊敬するバンカーは、2011年から東北の復興支援を始めていて、今でもずっとやり続けているんです。会社としても、東北の復興支援のためだったら休みも取れるし、新幹線代だって会社が出すんですよ。私はSDGsに取り組まない会社は投資対象から外されるという世界的な背景があって興味を持ったのですが、たまたま近くで継続的に活動をしている人間を目の当たりにして、多分これが、これから世の中の必須になるだろうなと思い、ナオヨシをマネジメントさせていただく立場になった時に、絶対に取り組もう決めて、スタートしたんですよ。
今度は団体のみなさんも連れてきていただいて、私たちの会社や活動を見て、感覚をバンとぶつけていただくと、刺激になると思います。若い世代の感覚を私たちが勉強させていただきたい。

みーさん
そう言っていただけるとメンバーも励みになると思います。こちらこそぜひよろしくお願いいたします。

富田CFO
モノが絡むときはお金と人も絡みます。これは我々のリソースを使っていただいていいと思うんです。お互いの強みを使って取り組んでいくことが継続性にも繋がりますから。

みーさん
ありがとうございます。学生だけの力では難しいことが多くて、そういう時にナオヨシさんの力を借りて何か出来たら私たちとしてはすごく助かります。

富田CFO
今日は勉強になりました。今後みなさんがやっている活動の理解をさらに深めて、我々に出来ることを明確にさせていきたいですし、ゆきわたり工房のみなさんには、アイディアを出していただいて、SDGsの発想に対して助けていただきたいです。 本質に近いところの意見を聞きながら事業を進めていかなければ、これからの時代は共感を得らないことが今回の対談で再確認できました。みなさんの率直なご意見をもらいながら頑張りたいと思います。本日はありがとうございました。

みーさん
こちらこそありがとうございました。
今後とも宜しくお願い致します。
記事の執筆者
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ナオヨシ

今井淑巨

エステティシャンとして接客をする傍ら、運営全般、店舗の立上げ業務に従事。事業譲渡を受け沖縄と名古屋でサロンを展開。事業売却後、美容医療クリニック、ホテル、SPA、スクール事業に関わる。

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