SDGsをもっと身近に!
-SDGsと会社のかかわり方-
#ナオヨシグループ #自己実現 #共創 #環境
2023年1月
政府や自治体をはじめ、企業や大学などが積極的に取り組んでいることもあり、生活の中でよく見かけるようになった「SDGs」という言葉。それっていったい何のこと?に応えます。
SDGsってなあに?
SDGsとは、英語の「Sustainable Development Goals(サステナブル・ディベロップメント・ゴールズ)」の略です。読み方は「エスディージーズ」と読みます(トル)。英語のsustainableは「持続可能な」、developmentは「開発」、goalsは「目標」という意味です。なので、SDGsは日本語で「持続可能な開発目標」と言われています。ここでいう持続とは、「人間が地球に住み続ける」ということ。そして開発とは、「より良い世界をつくる」ことです。 つまり『SDGs』というのは、「人間が地球でずっと暮らしていけるような世界をつくるための目標」のことです。 世界の国々は、さまざまなことで意見が対立していますが、『同じ地球に住む以上、これだけは一緒に取り組んでいきましょう』と、(点入れ)2015年に国連サミットで世界のリーダー達が、世界が抱えている課題を整理し、世界を変えるために、2030年までの達成をめざす17の目標と、それをクリアしていくための169のターゲットから成り立っているのが、SDGsなのです。
企業としての持続可能性(サステナビリティ)
SDGsがなぜ企業にとって重要なのでしょうか。まず大前提として、社会が機能しなければ、企業として成立しないことが言えます。また、国連が採択した地球規模の行動目標ですが、1つの小さな組織である会社もその地球の一員と言えるのではないでしょうか。
企業は、SDGsを達成する上で重要なパートナーであると、国連は考えています。一方で、企業の経済的・社会的影響力を適切に行使することが求められており、SDGsを無視した企業運営は、もはや成り立たないとさえ言われています。投資家や消費者の意識の変化もあり、たとえ良質な商品やサービスを提供していたとしても、それだけで優良企業だと評価されるわけではなく、環境への配慮や、従業員や取引先とどの様な関係性を持っているか等、あらゆる角度から評価されます。とはいってもSDGsっていったい何をしたらいいの?と疑問がわくと思います。地球規模の課題を解決する事と捉える前に、まずは私たち一人ひとりが、この問題を知り、解決しようという意欲を持ち、自分達でできることから行動し、実践することが大切だと思います。
SDGsへの取組は、企業のステークホルダー(企業がかかわるさまざまな個人や組織)
との関係性を改善・発展させます。
井ノ瀬運送の取り組み事例
井ノ瀬運送では、2010年より環境改善に向けた自主的で継続的な環境保全活動を行うことができる、グリーン経営*1に取り組み、今年で13年目になります。グリーン経営認証は営業所ごとの認証となっており、取得後10年を経過すると、ロゴマークが「緑」から「ゴールド」に色が替わり、「永年表彰」をいただくことができます。既に半数の営業所が「ゴールド」になっています。この認証は容易に取得できるものではなく、認証機関が設定した認証基準をクリアしなければなりません。
また、2020年度より自動車運送事業者のための「働きやすい職場認証制度」*2が創設されました。井ノ瀬運送ではいち早く取り組み、2021年4月22日から2年間、一つ星の認証を受けました。今後は二つ星、三つ星とレベルがあがっていくのですが、すでに二つ星の認定内容が導入できている部分もあります。
*2働きやすい職場認証(運転者職場環境良好度認証)とは、職場環境改善の取組みを「見える化」する制度です。
チェックリスト大項目
- 環境保全のための仕組み・体制の整備
- エコドライブの実施
- 低公害車の導入
- 自動車の点検・整備
- 廃車・廃棄物の排出抑制、適正処理およびリサイクルの推進
- 管理部門(事務所)における環境保全の推進
認証項目
- 法令遵守
- 労働時間・休日
- 心身の健康
- 安心・安全
- 多様な人材の確保・育成